衛生管理
集団食中毒(患者2名以上の事例)は、毎年全国で約1000件発生しており、その55〜60%が細菌によるものです。その他、ノロウイルスなどウイルスを原因とする事例が25〜30%、残りは化学物質、自然毒、寄生虫などによるものです。細菌性食中毒は、5月〜10月に多く発生します。当センターでは、鹿児島県全域を対象として、食中毒発生時の原因究明のための細菌学的検査や、より効果的な衛生管理を実施するための管理・調査を実施しています。
最近の微生物による食中毒の傾向サルモネラ、カンピロバクターなどの食中毒起因菌は、魚介類、家畜、土壌中、河川水など広く環境に分布しています。これらの病原体は、環境の変化、人の感受性の変化、薬剤の影響など、それぞれの環境に応じて刻々と変化してきています。また、交通網の発展とそれに伴う物流の広域化により、食中毒も広範囲に発生する事件例がみられるようになってきました。■食中毒とは?
・食中毒菌や食中毒菌が作った毒素、 ウィルス等を含む食品を食べること などで食中毒は起こります。
・食中毒菌が食べ物の中で増えていたり、食品がウイルスに汚染されていても、味もにおいも変わりません。
・主な症状は、胃腸炎(下痢、腹痛、おう吐など)ですが、発熱、けん怠感など風邪のような症状の時もあります。
・普通は人から人に直接うつることはありません。
*O157、SRSV、赤痢菌などは感染力が強いため、人から人へ感染することがあります。
■検査の種類
・拭き取り検査
・フードスタンプ
・食品微生物検査
・食品有害物含有試験
各調査結果に基づく厨房・食品工場内での衛生管理を実施致します。
管理方法や細菌検査の実施などのお問合せは、下記連絡先までお願い致します。
株式会社鹿児島環境測定分析センター 衛生管理担当係まで
〒891―0131 鹿児島県鹿児島市谷山港2丁目5番11
TEL:(099)201−4177(代表)
FAX:(099)201―4178
e-Mail bunseki@kagoshima-kankyo.com〔食品衛生に関するリンク〕
・食中毒関連情報(厚生労働省)
・鹿児島県保健福祉部生活衛生課 食品衛生のページ(鹿児島県)
・家庭でできる食中毒予防6つのポイント[PDFファイル](鹿児島県)
・鹿児島市内食中毒発生状況(鹿児島市)